夏休み終盤の3日間、長崎県の学童さんからの依頼で合計6会場を回ってパフォーマンスを行わせて頂きました。
なかなか遊びに行くこともできない今、子供達に夏休み最後の思い出をという大役です。
現在コロナウイルス感染症の影響で借りられる施設が学校の体育館しかなく、空調もないため巨大な扇風機を客席に向けて回しながらのなかなか過酷な状況でしたが、子供たちには最後までしっかり楽しんでもらえたようでよかったです。
近年の情勢の影響で、大人数の子供達に囲まれてのパフォーマンスは久しぶりでした。
本来であれば大きなホールを借りて合同で行いたかったそうで、いつかまたそんなことができる日が来ることを心から願っています。
おまけの旅レポ
長崎市に長く滞在したのは記憶にある限りでは初めてでしたが、濃い歴史と特有の文化がありとても刺激的な街でした。
教会の鐘の音を数年ぶりに聞けて嬉しくなると同時に、お寺の鐘の音が聞こえる我が家との違いが興味深かったです。
朝一から午後三時ごろまで二箇所の会場をバタバタと周り、終わったらホテルに帰って翌日の準備という生活だったので観光は全くといっていいほどしていませんが、車で移動しているだけでも長崎の特色をたっぷり感じることができました。
移動の途中で自然を堪能したり。
軍艦島は台風の被害を受け、保全に莫大な費用がかかるため今後どうするか協議中という話を聞きました。
宿泊したホテルの真裏には長崎新地中華街があり、せっかくなので夕飯はそこで食べることに。
といっても中華料理は一人で食べるのに向いていないので、テイクアウト系を狙います。
中華街もコロナの影響かほとんど人影がなく、営業していない店も多かったです。
訪れた会場の中には、原爆資料室が敷地内にあり、例年多くの修学旅行生が訪れる小学校がありました。
知識としては「長崎に原爆が落ちた」ということを知っていて、はだしのゲンを読んで育ったのでその悲惨さも知っていたつもりでしたが、実際に来てみて初めてそれを実感したような気がします。
会場の中で一箇所だけあった公民館では被爆者健診の看板も見つけ、昔のことでも終わったことでもないのだなあと。。
長崎から原爆による被害者への敬意と哀悼、平和への祈り、決して忘れないという強い意志を感じ、自分にできることはたかが知れているけれど、今ある平和を当たり前と思わずに後世に伝えて行けたらいいと思いました。